ワールド売り上げランキング 2008/02/28(木) 23:26:16 更新
4位 タンゴ:ゼロ・アワー
- ダブリューイーエー・ジャパン
- 価格:¥ 2,202
- レビュー:

- 発売日:1998-09-05
- 通常24時間以内に発送
これはピアソラ自身によるピアソラであり、重量級のピアソラ、ハード・コアなピアソラである。ブームに便乗しただけの小器用者たちが譜面をなぞり、ハイ一丁上がりとした甘ったるいカクテルのようなピアソラではない。火を近づければ燃え上がりそうにアルコール度の高いピアソラだ。
サウンドは息苦しいまでに凝縮され、常に爆発する危険をはらんで進行する。ピアノはハンマーで鉄の杭を打ち込むように激しく、ベースはヘビー級ボクサーのパンチのように重く、ヴァイオリンはサイレンのように不安を煽(あお)り立てる。バンドネオンはそれらすべての間を縫い、下へ沈み、上に飛翔する。鋭角的なメロディーとシンコペートされたリズム。アップ・テンポの曲はまるで急カーブの連続をハイ・スピードで走りぬけていくような気分で、曲が終わったあとまで胸騒ぎがおさまらない。
静かな曲になったときにムードを変える役目を果たすのがギターだ。アルペジオや柔らかなコード演奏で他の楽器をサポートする。その上に乗ったバンドネオンが、暗い夜道を歩いていくようにゆっくりとメロディーを演奏する。オブリガートをかなでるヴァイオリンは、一歩先を懐中電灯で照らす忠実な道連れといった風情だ。
なお「コントラバヒシモ」では、一瞬、日本の民謡・俗謡にあるような五音音階があらわれる。変化に富んだ収録曲の中でもとくに気にかかるナンバーである。(松本泰樹)
サウンドは息苦しいまでに凝縮され、常に爆発する危険をはらんで進行する。ピアノはハンマーで鉄の杭を打ち込むように激しく、ベースはヘビー級ボクサーのパンチのように重く、ヴァイオリンはサイレンのように不安を煽(あお)り立てる。バンドネオンはそれらすべての間を縫い、下へ沈み、上に飛翔する。鋭角的なメロディーとシンコペートされたリズム。アップ・テンポの曲はまるで急カーブの連続をハイ・スピードで走りぬけていくような気分で、曲が終わったあとまで胸騒ぎがおさまらない。
静かな曲になったときにムードを変える役目を果たすのがギターだ。アルペジオや柔らかなコード演奏で他の楽器をサポートする。その上に乗ったバンドネオンが、暗い夜道を歩いていくようにゆっくりとメロディーを演奏する。オブリガートをかなでるヴァイオリンは、一歩先を懐中電灯で照らす忠実な道連れといった風情だ。
なお「コントラバヒシモ」では、一瞬、日本の民謡・俗謡にあるような五音音階があらわれる。変化に富んだ収録曲の中でもとくに気にかかるナンバーである。(松本泰樹)
- ユニバーサル ミュージック クラシック
- 価格:¥ 2,166
- レビュー:

- 発売日:2003-03-26
- 通常24時間以内に発送
非常に親しみやすいボサノヴァのコンピレーション・アルバム。アット・カフェ・ジャズ・シリーズはヴァーヴをはじめとするジャズ音源を使用した編集なので、当然ここにもアントニオ・カルロス・ジョビン、アトラッド・ジルベルト、ルイス・ボンファなどのブラジル勢に加え、スタン・ゲッツ、チャーリー・バード、ウエス・モンゴメリーなどジャズメンによる演奏も多数含まれている。
50年代末に登場、一世を風靡(ふうび)したボサノヴァはサンバとジャズを融合したソフトで口当たりのいい感触が魅力で、聴く者の心を自然となごませる効果がある。そういう意味では、ボサノヴァってヒーリング・ミュージックの先駆けだったのだ。素朴な味わいのアストラッドの歌声、ボサノヴァ・ブームの牽引(けんいん)者ゲッツのゆったりとしたサックス、小気味のいいワルター・ワンダレイのオルガン、ストリングス入りのオーケストラをバックにメロディックなソロを聴かせるウエスのギターなど、さまざまな形態のパフォーマンスを楽しめるのがコンピレーション盤の楽しさだ。(市川正二)
50年代末に登場、一世を風靡(ふうび)したボサノヴァはサンバとジャズを融合したソフトで口当たりのいい感触が魅力で、聴く者の心を自然となごませる効果がある。そういう意味では、ボサノヴァってヒーリング・ミュージックの先駆けだったのだ。素朴な味わいのアストラッドの歌声、ボサノヴァ・ブームの牽引(けんいん)者ゲッツのゆったりとしたサックス、小気味のいいワルター・ワンダレイのオルガン、ストリングス入りのオーケストラをバックにメロディックなソロを聴かせるウエスのギターなど、さまざまな形態のパフォーマンスを楽しめるのがコンピレーション盤の楽しさだ。(市川正二)
2008/02/28 23:26 | ワールド | COMMENT(0) | TRACKBACK(0) TOP











